池下えぐちクリニックから東へ徒歩数分のところに古川美術館・爲三郎記念館があります。古川美術館は初代館長、故古川爲三郎が長年にわたって収集し大切にしてきた美術品を、「私蔵することなく広く皆様に楽しんでいただきたい」という想いからその寄付を受け、平成3年11月に開館しました。
tamesaburou
古川爲三郎(1890-1993)

また、この古川美術館のすぐ南にある爲三郎記念館は急勾配の斜面に建てられた数奇屋造り母屋「爲春亭」と四季折々の美しさをみせる日本庭園、そして茶室「知足庵」から成り立つ、古川爲三郎が103歳で天寿を全うするまで終のすみかとした邸宅を記念館として平成7年11月から公開しました。
kinenkan爲三郎記念館

古川美術館の所蔵品は約2,800点にのぼるそうです。横山大観のような巨匠から名古屋市千種区ゆかりの作家の作品まで多岐にわたっています。
絵画や工芸品として価値の高い所蔵品もさることながら、実業家として厳しい道のりを歩んだ古川爲三郎の生き様そのものが芸術的で、現代に生きる私達の道標にもなるものと感じます。
平成27年1月2日(金)から3月1日(日)まで行われている企画展、古川為三郎生誕125年記念「実業家の眼・愛蔵の美」では爲三郎が特に大切にしてきた思い入れの強い作品や重要なコレクションをを爲三郎のエピソードなどとともに展示してあります。「百歳現役、長生きは芸術なり」とおもてなしの精神をモットーに獅子奮迅のごとく時代を駆け抜けて地域の発展を願ってきた爲三郎の人間としての魅力と美術品を同時に鑑賞できることと思います。
奇しくもこの投稿をした本日1月18日は古川爲三郎の生誕の日。古川美術館は何度でも行きたくなる魅力があります。