診療内容

診療科目

  • 外科
  • 内科
  • 胃腸科

外科とは?

「外科」の語源は、英・独・仏・ラテン語で、「手」と「わざ」とを合わせた言葉で、「手のわざ」つまり、まさに手術を意味する言葉であったようです。おそらく古い時代においては、体表面の病巣に対して、手を汚しながら、治療を施したのでしょう。このような治療方法は、「内科」に対して「外科」と呼ばれるようになったのです。

しかし、やがて外科医は、頭や胸や腹を開き、それぞれの内臓器に対して直接治療を行うようになっていきました。「外科」は、「内科」になっていったわけです。外科医の本領は当然手術です。しかし小規模なクリニックにおいては、できうる手術に限界があります。

私は、外科研修中に、「外科医とはメスを持った内科医である」とか「優秀な外科医は、先ず優秀な内科医であれ」などと教えられたものです。つまり、医学の専門分野化、細分化は進んでいますが、理想的には、外科医は十分な内科的知識を持っている必要があるということだと思います。

内科とは?

「内科」とは、疾病を癒し、健康を回復し、これを保持する「医学」の本道であり、臨床医学の基礎となるものです。したがって、内科学とは人間の病態を正確に把握し、原因を突き止め、診断を下し、早期に治療を行う臨床科学といえます。医師は技術者であるばかりでなく、科学者としても鍛錬されていなければなりません。また、医の倫理と道徳も併せ持たなければなりません。医は技術と科学と倫理の3つの面を持っており、その中心となるものが内科学であります。

胃腸科とは?

「胃腸」に代表される「消化管」は、ご存知の通り、口から始まって、食道、胃、十二指腸、小腸(空腸、回腸)、大腸、直腸から肛門に至ります。つまり口から肛門までの1本の「管」です。またこの管状(かんじょう)臓器に付随し、助け合って働く肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などを併せて「消化器」と呼びます。私は、これらの疾患を扱う科として「胃腸科」を標榜しました。

この消化器の病気は無数にあります。それらは、例えば潰瘍やポリープや癌ができていたるといった、「何かができている」形態的異常と、何もできていないけれども「働きが悪くなっている」機能的異常とがあります。

それらの診断のために患者様のお話をよく聞き、全身を観察し、腹部を触診し、採血・透視・超音波・内視鏡・CT・MRIなどの検査を効率よく行って、早期に正確な診断を下し、治療を開始することが必要です。

診療設備のご紹介

全自動高圧蒸気滅菌器

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医療現場には多くの患者様がいらっしゃいます。そのためウイルスや菌が浮遊している可能性もあります。

そんな環境の中であっても使用される器具にウイルスや菌が付着していてはなりません。付着したウイルスや菌を除去、殺滅する機器として、当クリニックでは全自動高圧蒸気滅菌器を使用しています。

高圧蒸気滅菌とは、定められた温度と圧力の飽和水蒸気を作り、加熱することで滅菌する方法です。

AQUATIZER(アクアタイザー)

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アクアタイザーとは、ウォーターマッサージベッドです。

ウォーターベッドならではの浮遊感に抱かれながら「さする」「こねる」「もむ」「おす」「たたく」といった水流による心地よい刺激のマッサージが受けられます。

ウォーターベッドタイプの治療器で、過度な揺れから生じる船酔いと同じ現象になったことはありませんか?

アクアタイザーでは、頭部の揺れを極力抑えることによって船酔い現象を防ぎ、快適に治療を受けていただくことができます。

レントゲン撮影機

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単純撮影と造影剤を用いた透視撮影を行います。

胸部単純撮影では、肺炎・肺癌などの肺の病気や心臓の病気の診断に役立ちます。また腹部単純写真では、便秘や腸閉塞、虫垂炎(盲腸)などの診断に役立ちます。もちろん外傷を受けたときに、その部位の単純写真を撮影すれば骨折や脱臼などの有無を判断するのに有用です。

造影剤を飲んでいただき上部消化管(食道・胃・十二指腸)造影を行うと、食道癌、胃ポリープ、胃癌、胃・十二指腸潰瘍などの診断に役立ちます。また造影剤を肛門から注入する注腸造影を行うと、直腸や大腸のポリープや癌、痔などの診断に役立ちます。

超音波検査機

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超音波検査は、放射線に被曝することなく、安全で簡単に受けることができる検査です。

腹部臓器の大きさや形の異常、腫瘍性疾患の存在、結石(胆石や尿管結石)の有無、腹水の存在などを知る手がかりになります。

また最近増加している乳癌の診断には触診と共に不可欠な検査方法です。

動脈硬化検査(血圧脈波検査装置)

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あなたの動脈硬化度、気になりませんか?

ストレス、過度の飲酒、肥満、喫煙
・・・現代社会は動脈硬化危険因子でいっぱいです。

メタボリックシンドローム予知のためにも、血圧測定と同じ感覚の簡単な検査で、動脈硬化の程度がわかります。

お薬の処方について

池下えぐちクリニックでのお薬の処方は、院内でお渡しすることはなく、すべて院外の調剤薬局でお受け取りいただくよう院外処方箋をお渡ししております。これは患者様の安全な薬剤管理を行うための医薬分業の考え方に基づいているものですので、ご理解とご協力をお願いします。

調剤してもらう薬局はご自由に選べますので、自宅や勤務先の近くの「かかりつけ薬局」に決めておくと、とても便利です。
お薬については薬局になんでもお気軽にご相談して下さい。